気軽に入れるチョコレートとアイスクリームのお店
CULTURE

SHOP MUST GO ON / teal 気軽に入れるチョコレートとアイスクリームのお店

クルーエル連載[塚本太郎のショップ・マスト・ゴー・オン]。今回は、日本橋兜町にショップを構えるチョコレートとアイスクリームがいただけるお店、《ティール》さんへ取材に行ってまいりましたとさ。

photograph:
Seida Yoshimi
text:
Tsukamoto Taro

teal

[ティール]

街の生態系が変わりつつある兜町。元々は証券発祥の地として知られています。普段はなかなか行くきっかけすらない場所ですが、ここ数年で一気に様変わりし、トレンドに敏感な人たちが集まっているエリアです。日本橋からも徒歩数分という立地で今回紹介するお店は、なんと1928年に建てられた重厚感のある建物。お店の外観に付いている可愛らしいモチーフの看板が目印になっています。アーチ状の扉を開けると、天井が高く開放感たっぷり。出来るだけ当時の状態を生かした、モダンでスタイリッシュな内装がとても印象的。奥ではパティシエさんたちの作業風景も見えるオープンキッチンもあり、目指すところは気軽に入れるチョコレートショップとか。

カカオのハスク(皮)を煮出したバニラクリーム、スパイシーなティムットペッパー入りチョコクリーム、パン・ド・ジェーヌ・ショコラを重ね、最後にオリジナルブレンドのチョコレートをコーティング。全てのパーツにカカオ由来の材料が入っているケーキです。カカオ¥980

電子レンジで少し温めるとベリーのソースが溢れ出すので、その感じも濃厚でとても美味しいですが、そのままでも十分に美味しいショコラです。フォンダンショコラ ¥880

「あまおう&ゆず」は甘酸っぱい、いちごにゆずの香りが抜ける爽やかな味。ピスタチオは豆からペーストにしてジェラートに仕上げています。 どのジェラートもシルキーな口当たりで素材をぎゅっと閉じ込めた味わい。季節のアイスクリーム(ダブル) ¥750

ショーケースにはシェフの本気がたっぷり詰まった見た目も美しいケーキが並んでいました。一方で、お店の奥にはアイスクリームも用意されていて、旬の食材をベースにしたユニークな組み合わせが気になります。例えば、「キャラメルと林檎」や「洋梨とバジル」など珍しい組み合わせが勢揃い! 兜町周辺にはリノベーションされたホテルをはじめ、素敵カフェやレストランもあるので建物探訪もしつつ友達や家族と兜町巡りをしてみてはどうですか?