MY HAIR CUT 100
髪が切りたくなったら 017
「夏らしいボブと、インナーカラー」
Volume/量
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Hardness/堅さ
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Thickness/太さ
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Curly/クセ
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Length/長さ
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STYLING METHOD
艶のある質感が上品な
ラフな夏のボブスタイル
step 01
中間〜毛先にかけて、洗い流さないトリートメントをつけてドライ。
step 02
26mmカールアイロンで全体を外巻きに
表面をオンベースに引き上げ内巻きにして
ポイントでニュアンス付けを。
step 03
仕上げにバームと少量のオイルを全体に馴染ませる。
ラフに束を崩して細い毛束を作ってあげて完成です!
STYLING ITEM
《オー》ナチュラル バーム
《オー》は世界各国から厳選したオーガニック成分を配合したプロダクト。乾燥から優しく守りながら、肌や髪の毛を保湿してくれる。アートを思わせる素敵なパッケージデザインも魅力的。
- 18g ¥2268
『ふとした瞬間に感じる“素敵だな”が増えたらいいな』
人々がそれぞれに感じる“素敵”には様々な見解がある。けれどそれが自分以外の誰かと同じ、もしくは似たような温度で共感しあえたらそれはきっと楽しいに違いない。《ウェイビーズ》のスタイリストである佐藤さんは、その楽しさの真っ只中にいるようだ。
「ヘアカタログやスタイルサンプル的なものをみても、可愛いなって思えなかったんです。ほぼ完璧に近いよう作りこんだスタイルの中には、正直ぐっと来るものが見つけられなくて。それよりも映画を見ている時や、普段の生活の中に見かけるあくまで自然なスタイルが素敵だなと思います。」そう話す佐藤さんの眼差しは真剣でありながら、キラキラとした情熱に溢れているようにも感じた。
今回のヘアスタイルもそういった想いの延長線上にあるのだろうか。「男性でも女性でもあると思うんですが、仕草と仕草の合間に感じるような何気ない瞬間にドキッとすることあるじゃないですか? けれどそれは一瞬の出来事だったりして。僕が髪を切らせていただく上で一番大切にしているのは、そういった素敵な瞬間が増えること。その瞬間がもっと魅力的に映ったら良いなと思って作りました。」
切りっぱなしのボブにレイヤーを入れ、透け感を出した涼しげなヘア。部分的に配したインナーカラーも程よいアクセントとなり、見た目の軽さへと繋がっている。彼女の柔らかいムードを助長しつつ、自然体なニュアンスで落とし込んだスタイルが印象的だ。
昨今の美容業界において絶大な影響力を誇るSNSの存在。佐藤さんにとってもその流れは大きく関係しているよう。「来てくれるお客さんの中には、僕のインスタグラムを見てくれている人が結構多いんです。それもあってか最近ではカットの内容をお任せしてくださる方もいらっしゃるんです。とても嬉しいですよ。ファッションとか、それこそヘアスタイルとか、僕が日々発信しているものをすでに見てくれているので、それに共感してくれたお客さんが来てくれるんだと思います。お互いの“素敵” が近くなって来ていることが本当に楽しいです。」
心から素敵だと思えるものを一生懸命探し、提案して発信していく。そしてそれをまた他の誰かが見つけ、素敵だと感じて繋がっていく。そうしたサイクルの中で日々奮闘する佐藤さんはとても楽しそうだ。
It Hair Stylist
スタイリスト
佐藤 拓人さん
It Salon
WAVY’S
《ウェイビーズ》
東京都渋谷区神宮前6-13-6 3F
☎︎03-3406-7101
open:11:00~20:00(平日)、10:00~19:00(土・日・祝)、火曜休
URL:http://wavys.tokyo/
- hair:Sato Takuto
- make-up:Shimogawa Ayano
- model:Takahashi Rena
CLUÉL vol.39掲載