THE NEW STANDARD

新たなスタンダードを探る vol.17

定番品をスタンダードとするのならば、老舗の歴史ある普遍的なもの、誰でもが定番と思えるものに限る。そう捉えるのが通常の思考の流れだと言える。でも少し視点を変えるだけで、新たな価値のあるものに気が付くことになる。ファッションは刹那的だと思いがちだが、今もなおスタンダードが生まれているに違いない。

 


 

《マーガレット・ハウエル》のリネンシャツ

 

《マーガレット・ハウエル》を深く知るためには、やはり「シャツ」が欠かせない。

デザイナーのマーガレット・ハウエルがロンドンのゴールドスミス・カレッジを卒業後、1970年にブランドがスタートし、そして1972年にはメンズシャツが脚光を浴びることになる。彼女がヴィンテージシャツの作りの良さに感銘を受け、それを現代のデザインに落とし込み、きっかけとなるメンズシャツが生まれたのだ。またそこから派生する形で1980 年にはじめて発表されたウィメンズコレクションにも同様の眼差しが向けられている。

今やブランドのアイコンとも言える《マーガレット・ハウエル》のシャツ。今回は素材感をたっぷりと味わえるリネンのシャツをピックアップ。

    シャツ¥24000、パンツ¥25000/ともにMARGARET HOWELL

リネンが持つざっくりとした風合い、ソフトでナチュラルな手触り、そしてどこか温かみのある質感。身幅のあるゆったりとしたメンズライクなシルエット、機能性から生み出された最小限のデザイン、爽やかで優しいカラーリング。そのシャツひとつひとつには、「シンプル」や「定番」といった今や手垢にまみれた言葉だけでは終わらない、オーセンティックでありながらモダンな佇まいをまとっている。

ヴィンテージから様々なインスピレーションを受けながらも、常に最新の素材や技術を取り入れて進化するクリエイション。そのシャツに袖を通すと、洋服だけでなく着る人それぞれのライフスタイル自体をデザイン、イメージすることが《マーガレット・ハウエル》の本質だと教えてくれる。

 

SHIRTS
LINE-UP



技術の高い機屋でしか織り上げることのできない、高密度の素材が特徴的なソフトリネンシャツ。仕上げに大きなタンブラーで長時間揉み込むことにより、ナチュラルな風合いを引き出している。自然なシワ感も含めてリラックスな雰囲気を味わえる。各¥24000

 

 



《マーガレット・ハウエル》の春夏シーズンを代表する素材として試行錯誤を重ね、今では定番として用いられているリネンボイル素材を使用。ガールスカウトのネッカチーフとシャツをミックスさせたような襟のデザインがアクセントに。各¥27000

 

 



細番手の糸を使い、ソフトで軽い風合いに仕上げたライトウェイトリネンのシャツ。イギリスのスクールスポーツシャツからインスピレーションを受けたデザインで、大きめの襟やボタンが特徴。ボーイッシュに着こなしたいシルエット。各¥26000

 


 

お問い合わせ先:アングローバル ☎︎03-5467-7864

CLUÉL vol.40掲載
※制作時の情報につき、現在は変更になっている可能性がございます。

  • photograph:Otsuka Kazuhiko
  • styling:Takemoto Kenichi
  • hair&make-up:Nishi Arina[Cake]
  • model:Amalia