塚本太朗のショップ・マスト・ゴー・オン

偶然は必然であると思い続けて数十年。素敵なお店ハンターの塚本太朗氏が、世界各国津々浦々、出会ったヒト、みつけたモノ、あらゆるコトをディープに紹介します。

 


 

iacoupé

イアコッペ

コッペパンのパイオニア的存在

 

誰もが一度は目にしたことのあるコッペパンを、新鮮な野菜やグリルした数十種類の惣菜、そして、旬のフルーツを使ったスイーツ感覚で食べられるものなどなど、日々試行錯誤しながら作るイアコッペのコッペパン。小さな店内ではスタッフさんがテキパキと作り、店頭に並べていますが、いつも大行列。取材時も開店と同時に列ができていました。

    上から順に「ステーキ」。こちらはグリルパンで焼いています。パンとの一体感を出すため、柔らかすぎず固すぎない肉を選んでいるそう。オーロラソースの味付けです。「あんバタ」は、ここのスタンダード。もはや、これを食せずに語れない、あんことホイップバターのハーモニー。イチゴの王様「あまおう」と自家製カスタードを使ったプレーンなパンは相性抜群。フルーツ系のパンは季節で変わったりしています。「ポテサラ」も季節によって種類は変わりますが、今の時期はブロッコリーと卵の組み合わせ。そして一際フォトジェニックな「ピスタチオ」は黒いパンに挟まっています。どれも絶品のコッペパン!

 

イアコッペのパンそのものは、西日暮里にある系列店の「イアナック」で毎日焼いたもの。主にはヴィエノワ生地のプレーン、全粒粉、ブリオッシュの3種類を使用し、低温長時間発酵でしっとり仕上げているので、食べた時の食感がとても深い感じ!また、季節ごとにスペシャルなメニューや、コラボメニューも登場したりと、常に新しい形を追い求めているそう。今年はオープンして早4年が経過し、パイオニア的存在のイアコッペは、これからもスタンダードで美味しいコッペパンを作っていくそうです。上野恩賜公園と直結するお店は、上野散策にぜひ立ち寄ってもらいたいお店です。

 


今月のスペシャルは「ずんだホイップ」。白餡ベースのずんだ餡にずんだ風味のホイップクリームという「ずんだ推し」の一品。デザート感覚で食べられます。

 


5坪という小さなスペースで、毎日、試行錯誤しながら作っているそう。種類が多いから、具材は全て手作り。時間が経っても美味しく食べられるように工夫しているそうです。

 


王道の「焼きそば」と「ナポリタン」。子供から大人まで老若男女問わずの人気メニュー。極太パスタで懐かしい味わいです。

 


イラストレーター「そで山かほ子」さんが描いたイアコッペのオリジナルトートバッグ。厚手の帆布素材なので、大量に買ったパンを入れてもへっちゃらです。裏には姉妹店のイアナックのお店のイラストが描かれています。限定販売です!!¥1500

 


ずらりと並んだコッペパン。毎日約16から17種類ほどを小さなキッチンで作っているそうです。旬の素材を使ったものから定番ものまで、早い時は夕方にはなくなってしまうというから、気になる方はオープン直後に行くと良いかもしれません。

 

shop data

iacoupé[イアコッペ]
東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス3F
☎03-5812-4880
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水・木曜日
URL:http://www.ianak.com/iacoupe.html

 

TARO TSUKAMOTO
塚本 太朗

『THE CONRAN SHOP』退社後『RIDDLE DESIGNBANK』設立。商業施設のショップコーディネートやデザイン、その周辺の仕事などで活動中。著書に『WIEN TRAVEL BOOK』(東京地図出版)など多数。

 


 

CLUÉL vol.38掲載

  • photograph:Seida Yoshimi