機能とデザイン

ここでは優れた機能性への追求が、心地良いデザインへと必然的に導き出された、カッコいいプロダクトをピックアップ。日々の生活で必要不可欠なモノだからこそトコトンこだわって選びたい人へ。


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美味さをずっと求められる
水出しコーヒーメーカー

機能性や耐久性に優れていることはもちろん、華美な装飾を排したソリッドな美しさも求めたい。ミキサーブランドとして世界トップレベルに支持されている、《キッチンエイド》が作る水出しコーヒーメーカー「コールド・ブリュー」は、珍しいサーバータイプのモデル。専門ブランドならではの「抽出力」をステンレス製のボディで実現したモダンな佇まい。コーヒーは、温度が熱ければ熱いほど、抽出される速度が速くなり、成分の抽出量が増える。そのため温度が低くなるほど、抽出速度に時間が必要となるのだが、その分すっきりまろやかな味に仕上げることができる。紅茶や緑茶などにも使えるので夏に限らず出番も多そう。抽出時間の目安(常温または、冷蔵庫で)は、コーヒーの場合は、8時間~24時間、紅茶の場合は、8~12時間ほど。サーバータイプの利点は、フィルターに粉末状のコーヒーをセットし水を入れたら、機体ごと冷蔵庫の中に入れておけること。暑くなってくると、それに伴って飲み進めてしまう美味しいアイスコーヒーを自室でも味わえる。分解可能で、食洗機で洗えるメンテナンス性の高さも素晴らしい。ミニマルで無機質なデザインなので、シンク周りのスペースとの調和もすんなりいくのも魅力。

 product data

brand:KitchenAid
item:Coffee Maker
model:Cold Brew Coffee Maker
country:U.S.A.
size:W178mm x D203mm x H175mm
price:21880yen

    夏本番はとにかくアイスコーヒーを多飲してしまうもの。であれば、美味さと効率を求めたい。注ぎ口が付いているので飲みたい量だけ飲めるのが結構便利。ステンレス製のフィルターに粉末のコーヒーを入れる。多用するものだからこそメンテナンスが楽なのも重要。

お問い合わせ先:シナジー トレーディング tel:06-6233-3066

 

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航空力学により進化したサーキュレーター

インダストリアルデザインの良さは、目的にすべき機能を徹底的に追及し、余計な機能を排除した引き算のデザイン。アメリカのカンザス州ウィチタで、1940年代に生まれた《ボルネード》社のサーキュレーター。実は、ジェット機のエンジンと同じ構造というのは知っているだろうか。ウィチタといえば、名だたる航空会社が設立された航空機産業のメッカ。この地で創業者でもある発明家ラルフK. オダーがプロペラ機改良に用いた航空力学が、扇風機を飛躍的に進化させサーキュレーター開発へとつながる。「660-JP」は小さな筐体ながら、ネーミングの元でもある特有のVortex Action「竜巻作用」によって、6~35畳の居住空間の空気を還流させ、多くのメリットを生み出す。エアコンの効率アップはもちろん、少し暑く感じる夜なら、室内の空気循環だけでも快適に過ごせるし、空気がよどむ所に風をあて、押入れや玄関などのカビが発生しやすい場所での対策にも利用できる。室内干しの乾燥にも良さそうだ。最高水準の性能は、全てアメリカで設計されている。電源ボタンと風量選択のボタンのみという単純な操作性で完結するところも美しい。使いやすいからこそ長く愛用もできる、ということだ。だからこそ、どこにいても心地よく寄り添ってくれるデザインに感じる。

 product data

brand:VORNADO
item:Circulator
model:660-JP
country:U.S.A.
size:W300mm x D350mm x H380mm
price:20350yen

    ボタン操作は、電源と最弱~ターボの4段階のみ。普段は1~2、一気に循環させたいときはそれ以上と使い分けよう。根元の金属部分をスライドさせて角度調整するだけなのもわかりやすい。

お問い合わせ先:エヌエフ貿易 tel:0120-390-747

CLUÉL homme vol.28掲載
※制作時の情報につき、現在は変更になっている可能性がございます。