MARC JACOBS
“Retro Spective”
《マーク ジェイコブス》のレトロ可愛い大人のスタイル
暖色カラーをベースに、ヴィンテージライク、スポーツなどをミックスし、新しいスタイルを生みだす。懐かしいだけじゃない、《マーク ジェイコブス》のニューヨーク・レトロスペクティヴ!
70年代の空気を感じるレトロな表情がたまらないデニムボアジャケットが主役。濃紺のキレイ目デニムなので、インナーは抑えめに。Steve Jones氏による、ヒップホップカルチャーから着想を得たニットのハットが愛らしい。ゴールドチェーンのネックレスもアクセント。
存在感のあるベロアコートは襟のフォルムが印象的な一着。ヴィンテージのようなデザイン、ブラウンで光沢感のある素材が他には無い個性を生み出している。デニムパンツの裾をラフに捲り、高いヒールシューズをチョイス。音楽的な背景が垣間見えるスタイルが面白い。
淡いグレーがヴィンテージな風合いを放つデニムセットアップはインパクト大。ブーツカットのシルエットが70年代の空気を生みだす。デニムジャケットにあしらわれたファーは、グラマラスで大胆な表情。懐かしさを感じるクラッチバッグがアクセント。
コーデュロイのボアジャケットに、シックな柄物ニットを合わせたメンズライクなスタイルで。オールドスクールなゴールドチェーンのネックレスはユーモアを感じられる。レトロなだけなじゃない、《マーク ジェイコブス》らしいモダンな佇まいも◎。
ざっくりとした太畝のコーデュロイは、ファーも相まってゴージャスな雰囲気を生みだす。まるでセピア写真のような暖色カラーによるコーディネートは、他には無い個性を感じさせるスタイルに。チェックパンツの裾はブーツにインしてこだわりをプラス。
アーガイルのニットはまさにN.Y.のヒップホップスタイルを象徴するようなヴィンテージライクな表情がたまらない。ブラウンのベルボトムでさらにこなれた印象に。エレガントさとカルチャーのバックボーンを感じさせる本物の「スタイル」を提案してくれる。
CLUÉL vol.32掲載
- photograph:Kojima Yohei
- styling:Takemoto Kenichi
- hair & make-up:Yamada Daisuke【Cake】
- model:Lutza