くいしん坊ナビゲーター
オススメ2店

今月の食いしん坊ナビゲーター

小野葵さん


《メゾン ド ベージュ》プレス。家族とのんびりしたい時に足を運ぶ《リ スカンピ》と、リフレッシュしたい時に女友達と行く《ハタケ青山》。それぞれ異なるこだわりを持ち、味はもちろん見た目にも美味しい素敵な2軒をご紹介いただきました。

 

 


restaurant 01

HATAKE AOYAMA

ハタケ青山

「野菜ってこんなに美味しいんだ」と
再発見できる本格イタリアン

表参道駅のほど近く、高感度なショップが数多く連なるエリアにお店を構える《ハタケ青山》。テラス付きの地下一階というプライベート感と開放感を兼ね備えたロケーションは、ゆったりと食事を楽しむのにふさわしい空間だ。フランス、イタリアでの修行後、数々のレストランで料理長を務めた実力を持つ神保シェフの「野菜そのものが持つ美味しさに手を添え、その魅力を伝えたい」という思いを形にしたこのお店の最大の魅力は、なんと言っても日本全国から選び抜かれた野菜の美味しさ。しかも、ただ選び抜くだけではなく、生産者と直接対話することによって、素材の旨味を最大限に引き出す調理方法を共同で編み出しているというから、その強いこだわりには驚かされるばかり。新鮮な野菜の風味がそのまま感じられる看板メニューの「バーニャカウダ」を筆頭に、多くの人に「野菜ってこんなに美味しいんだ」ということを改めて気付かせてくれるお店です。

  • 季節野菜のテリーヌ ¥1650
    焼いたり蒸したり茹でたり、野菜の特長に合わせて調理されたお店のスペシャリテ。合わせるソースは2種類。左からニンジンのソースと西京味噌のソース。感じたことのない野菜の旨味に出会えるはず。

  • こだわり旬野菜のバーニャカウダ ¥2200(※2人前)
    牛乳で何度も炊くなど手間ひまかけたソースが旬の新鮮な野菜の味を引き出す看板メニュー。黒い豆を土に見立て、野菜を収穫していく形の盛りつけも遊び心満載。

    • 【オススメワイン】CAROLINA MARENGO ¥7000(ボトル)
      シチリア地方のシャルドネはキリッとした飲み口が魅力。

  • お店の看板にもコンセプトである野菜の装飾がズラリ。

  • テラスには自然農法の畑もあり、珍しい「青山産野菜」を見ることもできる。

  • 目にも楽しい色鮮やかな野菜からは、季節感もしっかり感じられる。

  • 階段を下りた先に広がるテラスがプライベート感と開放感を兼ね備え、ゆったりと楽しめる空間に。一人で来店されるお客さんも多いんだとか。
restaurant data

HATAKE AOYAMA[ハタケ青山]
東京都港区南青山5-7-2 B1
☎ 03-3498-0730
営業時間:11:30~ 15:00
 17:30~ 23:00(月・火・水・木・金・土)
 17:30 ~ 22:00(祝・日)
※不定休

 


 

restaurant 02

Gli Scampi

リ スカンピ

魚介とワインに熱いこだわりを持つ
神楽坂のヴェネツィア郷土料理店

神楽坂の大通りから路地に入った場所にひっそりと佇む《リ スカンピ》。オーナーがこの場所に決めた理由は、古い建物や老舗の名店が立ち並び、人と人とが助け合う距離感の近い昔ながらの雰囲気が気に入ったからなんだとか。その雰囲気はお店づくりにも活かされている。オープンキッチンの前にあるカウンターに腰掛ければシェフと会話を楽しみつつ、その日の気分に合わせ
た料理も作ってくれる。深夜2時まで営業していることもあり、仕事帰りにホッと一息つくのにも最適かも。メニューはヴェネツィアの郷土料理。年に一回はスタッフ全員で現地へ出向き、地元料理の数々をリサーチ。ワイナリーを一軒一軒まわることも多く、お店のストックには一人の生産者で作られたごく稀なワインまで取り揃える。新鮮な魚介類を使用したヴェネツィア料理と、選りすぐりのワインを提供してくれる居心地の良いお店です。
 

  • スカンピのグリル 魚介ソース仕立て ¥1600(※2匹から)
    「スカンピ(=アカザエビ)」を丸々使用したグリルは天然ならではの肉厚な食感がグッド。スパイシーなソースが味のアクセントに。

  • リ スカンピのパンナコッタ ¥980
    エビの風味が口いっぱいに広がるパンナコッタ。これはデザートではなく、れっきとしたお料理。試行錯誤を重ねたお店のスペシャリテ。

  • 冷たい前菜盛り合わせ ¥980
    メニューにお迷いならとりあえずコレ!冷んやりとしたアンティパストをちょこっとずつ楽しめる、贅沢なプレート。

  • バッカラマンテカート ¥880
    トウモロコシを使用したパンのようなものに鱈のペーストをたっぷりと付けていただく一品。

  • 【オススメワイン】BIRBO ¥1200(※グラスのみ)
    ろ過や清澄という作業をあえて省いた濁りのある白ワイン。そうすることでぶどうの皮や種、さらには木の味さえも感じることができるのだとか。ぶどうを丸ごと味わっているようなこの感覚が本来のワインなんだそう。

  • ワイナリーや農家と信頼関係を築き集められたワインの数は、なんと40 種類にも及ぶ。飲み比べたい飲兵衛のために量に合わせてお値段を調節してくれるのも嬉しい。

  • お店の目印は赤い小さなサンシェード。隠れ家と呼ぶに相応しく控えめな印象。夜には大人の楽しげな声が聞こえてくる。

  • ワイン箱を再利用したテーブルには、生産者のサインとワインのラベルロゴがちらほら。実はこのラベルロゴ、オーナーの手描きというから驚き。

  • シェフが調理している姿を間近で見れるカウンター席。シェフとの会話はもちろん、隣り合わせたお客さんとも仲良くなれちゃうかもしれない。そんなアットホームな雰囲気も人気の理由の一つ。お願いすればメニューにない料理も作ってくれる。
restaurant data

Gli Scampi[リ スカンピ]
東京都新宿区神楽坂2-20-1 102号
☎ 03-3267-6558
営業時間:18:00 ~ 26:00
定休日:月曜日

 


CLUÉL vol.28掲載

  • photograph:Seida Yoshimi (HATAKE AOYAMA)、Kojima Yohei (Gli Scampi)