BOOK GUIDE by NADiff

コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップ“ナディッフ アパート”の選書による、今月のおすすめブックガイド。(今回はCLUÉL vol.26より)

 


 

今月のテーマ
「Men are Beautiful」

今月は蔵真墨さんの写真集にちなんだテーマで、男性を被写体にした3冊の写真集を紹介します。荒木経惟さんは少年が放つ溢れるエネルギーを、梅佳代さんは少年から青年へと成長する男の子たちの瑞々しさを 捉えています。そして、蔵真墨さんがシャッターを切るのは「異性としての魅力だけでない何か人としてのきらめきのようなものを感じたとき」。3人の写真家が捉えた自然体な男性の姿には、それぞれの美しさがあり、眩しく思うものばかりです。

 

01.荒木経惟『さっちん』
  • (発行)河出書房新社
  • ¥1600

1964年に雑誌で発表された荒木経惟のデビュー作が50年以上の月日を経て写真集に。弟おもいで女の子が大好きな少年 「さっちん」との出会いをきっかけに、元気にあばれまわる彼とその友達のバイタリティーに惹かれていった荒木。同じ目線に立ったスナップは躍動感たっぷり。

02.梅佳代『ナスカイ』
  • (発行)亜紀書房
  • ¥1996

全寮制の男子校、那須高原海城中学校・高等学校(ナスカイ) に通う生徒たちの日々がキャンパスノート仕様の本に詰まった写真集。東日本大震災で校舎を移し、今年で閉校となってしまった「ナスカイ」。汗のにおいがしそうな梅佳代の写真は青々として美しく、そして切ない。

03.蔵真墨『Men are Beautiful』
  • (発行)アージャント・プレス
  • ¥4500

蔵が捉える「美しさ」はスタイルや顔立ちのよさでもなく、演出された男らしさでもない。路上ですれ違った男性たちのカメラを向けられた時のはにかんだ表情や、カメラに気付かずにいる無防備な姿に、その人の人となりが滲み出る。

 

お問い合わせ先

NADiff a/p/a/r/t
add: 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
open:12:00~20:00/月休 ※祝日の場合は翌火曜休
tel:03-3446-4977

 

CLUÉL vol.26掲載
※制作時の情報につき、現在は変更になっている可能性がございます。