今月のくいしん坊ナビゲーターのオススメ2店

食いしん坊ナビゲーター

加藤広美さん


アタッシェ・ドゥ・プレス《JOURNEY》主宰。プレス業務の多忙な日々の傍ら、仕事の山場を乗り切ったあとに戦友のような女友達とワイン片手に舌鼓。ヴィジュアルも美味しい素敵な2 軒を紹介いただきました。
instagram :@ journe__y

restaurant 01

umbilical

アンビリカル

絵画のように美しく、
遊び心のある一皿を求めて
ストリートなフレンチビストロへ

三軒茶屋の通称“三角地帯”と言えば、さまざまなジャンルの居酒屋が軒を連ね、食いしんぼうやん兵衛にはお馴染みのエリア。この雑多な土地で異彩を放つのが2016 年6 月にオープンしたフレンチビストロ《アンビリカル》。魚介や野菜を中心としたヘルシーな料理とフランス産の自然派ワインを楽しめるお店だ。フレンチビストロの名店で修行を積んだシェフ小野氏と、店長の髙橋氏が掲げるコンセプトは気兼ねなく食べられるフレンチ料理、その名も『ストリートフレンチ』。テーブルにはお箸が用意され、人気メニューの「本日のシーフードプレート」は言わば“フレンチ版お刺身の盛り合わせ”。その日の食材と気分で即興的に盛り付けると言うプレートは、まるで抽象絵画のような美しさと絶品の味にも関わらずリーズナブルな料金設定なのも嬉しい。食べ応えは満点ながら、フレンチの敷居の高さを払拭し、ふらりと立ち寄れる気軽さが魅力です。

  • お刺身の盛り合わせフレンチバージョン。初ガツオのカルバッチョやサーモン、北海道産のホッキ貝のマリネなど日替わりの魚介を、ミモレットやバシルとアーモンドのソース、タピオカの入ったジュレなどとともにいただける看板メニュー。エディブルフラワーを加えた盛り付けが目にも美味しい。本日のシーフードプレート¥900(オーダー2人前より)

  • 旬のホワイトアスパラを独創的に盛りつけた一皿は、まるでアートピースのような美しさ。ドリップ・ペインティングさながらに加えたのは新玉ねぎのピューレ。香川産ホワイトアスパラと新玉ねぎ 桜エビの香り¥1000

  • 看板メニューのひとつのブイヤベースは、しっかりとした魚介の旨味をベースにしながら、日本人の味覚に合わせたさらっとした味付け。おダシのリゾット¥600を追加すれば2倍楽しめる。千葉銚子産ホウボウのブイヤベース¥2450

  • 旬のタコを香ばしくソテーしたした一皿は、ほのかに辛みのあるパプリカのソースと一緒に。淡路産イイダコとプチベールのグリル パプリカのソース¥1000

  • フランス・ロワール地方の白ワインは優しい味わいで、自慢の魚介料理を存分に引き立てる。ワイン¥6900(ボトル)

  • 可愛いらしいヴィヴィッドカラーの店構えが目印。

  • ウッディーな内装が落ち着く店内は居心地バツグン。
restaurant data

umbilical[アンビリカル]
東京都世田谷区三軒茶屋2-15-3
寺尾ビル101
☎ 03-3413-3478
営業時間:18:00~ 24:00(月~木)
18:00~ 26:00(金・土・祝前日)
定休日:日曜日

restaurant 02

Sugahara Pho

スガハラ フォー

スタイリッシュな空間でいただく
自然派ワインと新感覚のベトナム料理

神泉駅から歩くこと10分あまり。ひときわ目を惹くスタイリッシュな白い建物が突如、目に飛び込んで来る。ベトナム料理レストラン《スガハラ フォー》はアジア料理店らしからぬモダンな佇まいで、人気の自然派ワインを一緒に楽しめるお洒落なお店。店内も洒落た内装ながらアットホームな雰囲気で、ふらっと一人でも気軽に立ち寄れそう。オーストラリアで修行を積んだオーナーシェフ・菅原勉氏がつくりだす料理のラインナップは、自然派ワインによく合うことはもちろん、現地の本格的なベトナム料理をベースにしながら、より我々日本人の味覚にフィットする味を追求したもの。言うなればモダンにアップデートされたベトナム創作料理といったところ。また注目すべきは、味はもちろんのこと彩り豊かに盛られた料理のビジュアル。目にも美味しい一皿とビオワイン。これはもう常連決定です。

  • オーストラリア修行時代にタイ料理の一品から着想を得たという菅原シェフオリジナルの一皿。えごまの葉の上に乗るのはマグロのすり身とキュウリのスライス。美しいビジュアルもさることながらワインがススむ絶品の前菜。えごまディライト 各¥420

  • 鶏スープの旨味がやさしく広がるフォーは別皿の香草付き。パクチーやアジアンスイートバシルなどハーブ好きにはたまらない盛り合わせ。牛肉のフォー¥1200

  • 具の豚肉やエビは鶏のスープで下味をつけてあるためソースをつけずともコクがある。ピーナッツの香りが高いソースはお好みで。生春巻き 各¥420

  • 卵の存在感が際立つようにあえてラフに混ぜ合わせた生地はパリパリした食感がポイント。大葉やミント、サニーレタスで巻いていただく。バインセオ¥1480

  • ハーブが効いたベトナム料理にあうロゼのビオワイン“シ・ローズ”は爽やかな口当たり。ワイン¥4200(ボトル)

  • 爽やかな白い空間が印象的な店内は広すぎず、コージーな雰囲気で居心地が良い。昼でも夜でも、さまざまなオケージョンで使えそう。

  • 一見ベトナム料理レストランとは気付かないモダンな外観。お洒落な白壁と窓にずらずらっと並べられたワインボトルが目印。
restaurant data

Sugahara Pho[スガハラ フォー]
東京都目黒区大橋2-8-21
☎ 03-6407-0562
営業時間:17:30 ~ 24:00(火・木・金)
12:00 ~15:00、17:30~24:00(水・土)
12:00~ 15:00、17:30~22:00(日)
定休日:月曜日

  • photograph:Arimoto Masahiro

CLUÉL vol.25掲載